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松村真宏さんの本「仕掛学」を読んだ感想

仕掛学 松村真宏

こんにちは。
1から数えていくと4と7の読み方を必ず迷う竹原です。

松村真宏さんの本「仕掛学」を読んだ感想

この本を選んだ理由:仕掛学 松村真宏

僕は仕掛けとか仕組みとかいうものが大好きだ。

プログラミングを好きになったきっかけもそうなのだが、「こうすればこうなる」にワクワクする。

ピタゴラスイッチという番組を無言で見続けてしまうこともある。
(NHKには視聴料金を支払っている)

ただ、自分がこの仕掛けにひっかかっているとは思っていなかった。


この本を読んでいると「これもか〜、なるほど〜」と心の中で唸ってしまう。


逆に人が動くきっかけもわかりやすく説明してあるので、まずは子供を動かす魔法から試してみてほしい。

仕掛けと結果がセット:仕掛学 松村真宏

10年ほど前に日商簿記2級を取得したのだが、簿記の講義の中で「仕掛品」という言葉が出てくる。

製造工場における完成していない、途中経過の製品や部品のことだ。


つまり仕掛けというのは「途中」を意味する。


これは僕の持論だが、「仕掛け」とは途中までやりかけていることで、その仕掛けによって人が動くことで得られる結果を含めて成立するものであると思っているということだ。


逆から見ると、ある結果を出すためにはどのような仕掛けをすれば良いかと考える時に、ここまでやっておけば、誰かが続きをやってくれて完成するだろうという想像力からスタートするものであるということだ。

これも仕掛け:仕掛学 松村真宏

少し汚い話になるので食事中の方はこの項目は読まないほうが良いと思う。

例えば男子トイレの小便器にある「的」や「ハエ」のシール。


狩猟民族だからか、何かが残っていると綺麗にしたくなる習性か、必ず狙ってしまうのではないだろうか。


あの仕掛けは、そこを狙えば飛び散らないようになっているらしい。


本質的なところを知らなくてもやってしまうのが仕掛けということになるだろう。


他にも、階段を登りたくなる仕掛け、エスカレーターの右側に立ってしまう仕掛け、使用量が減るトイレットペーパーの仕掛けなど、僕からしたらテンションが上がってしまうくらい面白いアイデアが詰まっている。

人を動かす:仕掛学 松村真宏

何のために「仕掛学」を学ぶかというと、人を動かすためだ。

世の中には「人を動かす」方法を紹介している本はたくさんある。


デール・カーネギーのように目の前にいる相手の人間性を理解することで動かす方法や、メンタリストDaiGoさんのように文章や会話で人を動かす方法など様々だ。


いろんな知識や技術を組み合わせて使用することが大切だと思うが、まずは行動心理学、社会心理学など難しい理論を学ぶ前に、実際に身近にある仕掛けを学んでみた方がわかりやすいかもしれない。


そのきっかけとなるのはこの本だと思う。

行動を起こそう:仕掛学 松村真宏

子供がおもちゃを片付けたくなる魔法が書いてあったので紹介する。

おもちゃを片付けるのが苦手な子供に、おもちゃ箱の上にバスケットボールのゴールをセッティング。


投げても壊れないおもちゃ、例えば柔らかいボールやぬいぐるみなどをゲーム感覚でゴールを狙いながら片付けることができる。


他にも仕事や地域環境などでも活かせるアイデアやアイデアの出し方が書いてあるので、興味のある方は読んでみてほしい。

自分の人生、自分で守る!

仕掛学 人を動かすアイデアのつくり方 / 松村真宏

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