こんにちは。
落としたペンを拾ってくれた小学生に、敬語で「僕のです」と言ってしまう竹原です。
岸見一郎さん,古賀史健さんの本「嫌われる勇気」を読んだ感想【読書】
この本を選んだ理由:嫌われる勇気 岸見一郎,古賀史健
NewsPicksのチャンネル”THE UPDATE”に初出演していたホリエモンがこの本を紹介していた。
ホリエモンが40年かかって習得した人生観が1冊にまとめてあるらしい。
箕輪厚介さんが”THE UPDATE”で引用する山口周さんの”NEWTYPE”に出てくる「意味」にも通じる内容だと思う。
実は2013年に発行されたこの本を買うのは2回目だ。
発刊当時に買って読んだ時は、読んだのは読んだが、今回ほどの納得感はなかったと思う。
今回読みながら付箋を全てのページに貼り付けている。
全てが自分にとって大事な話だと思った。
なぜなら今回読み終わった時の納得感というか満足感というか、清々しい気分で本を閉じたのだ。
ネタバレになってしまうが、最終的に幸福とは何かという話になる。
しかも答えはよくある「他者貢献」だ。
そして未来も過去も関係なく、現在を真剣に生きることが幸福への唯一の道だと説いている。
よくある自己啓発の人生計画を立てることを全否定しているところに共感した。
なぜなら、これまでたくさんの長期的な目標設定メソッドを試してきてうまくいかなかったのが僕自身だからだ。
読み終わった後の僕の感想はこれだ。
「スッキリした」
気づき:嫌われる勇気 岸見一郎,古賀史健
僕がこの本で気づいたことは数えられないくらいたくさんある。
その中でも、今子育てでぶつかることの多い壁、「褒めて伸ばす」である。
叱った方が良いのか、褒めた方が良いのかは親に限らず、会社で育成に関わっている人もぶつかる壁だろう。
褒めて伸びるタイプと自覚している人が多いのはわかる。
叱られるとモチベーションが下がるからだ。
でもこの本では、褒めることも叱ることも推奨していない。
どちらも育成には悪影響だというのだ。
褒めるという行為は、上下関係がベースとなり、相手を見下している状態で初めて成り立つ。
褒める方は、相手を見下した上で褒め、相手の行動を操作しようとしている。
叱ることは、ただただ相手のモチベーションを下げてしまう。
何をすれば良いかというと、本人が自分で選択するのを見届けるだけだ。
相手の課題に介入しないことが、アドラー心理学では推奨されている。
自分の人生を生きるということは、自分で選択するということ。
人に影響されてはいけないのだ。
迷ったり、苦悩したりするのはその人が自分で選択しているから起こること。
それを乗り越えることが自立なのだと言う。
行動を起こす:嫌われる勇気 岸見一郎,古賀史健
将来の夢を実現するために、事細かに計画を立てて、毎週、毎日の計画に落とし込んでいないだろうか。
そういった自己啓発書があるので僕も実践したことがある。
しかし、計画した通りになることはない。
未来は誰も知り得ないし、過去に影響される現在は生きづらい。
過去にも未来にも縛られることなく、現在を真剣に生きることを恐れることはない。
人生は線ではなく、点の集まりなのだ。
現在の一つ一つを真剣に生きていれば良い。
そして人類、いや宇宙の全てはみんな仲間で、その仲間の役に立つことで人は幸せになれる。
お金をたくさん持っていても、家族がたくさんいても、あったかい国に住んでいても、幸せになることができるのは、他社に貢献できている人だけだ。
まずはありのままの自分を受け入れよう。
そして仲間を信頼して、貢献するのだ。
そのプロセスは本書を読んでみればわかる。
今回は珍しく、必ず読んでほしいと思っている。
自分の人生、自分で守る。