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アレックス・バナヤンさんの本「サードドア 精神的資産のふやし方」を読んだ感想

サードドア アレックス バナヤン

こんにちは。
不労所得を得るという不純な動機でYouTubeを始めようと思っている竹原です。

アレックス・バナヤンさんの本「サードドア 精神的資産のふやし方」を読んだ感想

この本を選んだ理由:サードドア アレックス・バナヤン

この本が和訳される前に、ひろゆき(西村博之:2ちゃんねる、ニコニコ動画の創業者)さんがけんすう(アルの創業者)さんに勧めた本だそうだ。
けんすうさんは和訳されるのを待っていたらしい。
ひろゆきさんが勧めるのなら読んでみたい。
ということで本屋さんに行った。


目次を見たら、大好きな起業家トニー・シェイさんが登場するという。
僕は「ザッポス伝説」という本を2回購入している。(1回読んで線を引きまくった結果、2回目に読む時に線が邪魔で読みにくかったので今持っているのは2冊目だ。)


だから「サードドア」を買って読んだ。読んでみて紹介したくないと思った。

すごく面白い本だし学ぶべきことも多く独り占めしたいと思ったからだ。

メモしたふせんを数え切れないくらい本に貼り付けた。

何回も読み直さないと咀嚼できないし消化できない。

何回も読んだ上で紹介すべきかもしれないとも考えた。

だが、現在この本ことが気になっている人もたくさんいると思うし、僕の読書のテーマである「行動したくなる」要素がたくさん詰まった本なので、紹介することにした。


ネタバレになるが、大学生のバナヤンさんが成功者にインタビューをする話だ。

成功者の言葉の数々もメモに取りたくなるようなものばかりだった。

しかし、成功者との面会を取り付けるまでにどんな失敗をして、そこから何を学んだかという部分も教訓として押さえておくべき視点だ。


行動すると必ずぶち当たる壁。それを乗り越えるための教訓もたくさん詰まっている。


さあ行動する自分を見つけるために扉を開けてみよう(サードドアだけに)。

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経験したことを面白おかしく話せ:サードドア アレックス・バナヤン

人が何かに興味を持つ時は面白いことを経験しているか、経験を面白く話せるかのどっちかだと思う。

できれば前者だ。

体験をお金で買う時代だと言われるが、人と違う経験というのは価値がある。

日本人がいない国で働いたことがある。


選ばれた数人しか入れないコミュニティに属している。


著名人ばかりが集まるサミットに参加した。


主人公はビル・ゲイツさんにたどり着くために、クイズ番組に出場して賞金を得ている。


そのクイズ番組のルールも知らないまま、飛び込んで選ばれてしまった。

この行動力だ。

入ってからスタッフや出演者数人に声をかけ、ルールを聞き、アドバイスをもらった。


中に入ったらこんなことをしなければならないかもしれないなど不安になるようなことを、


時間を使って考えてしまったら飛び込めなかったかもしれない。


だがこの経験が良かった。


今ではお金を集める手段は働く以外にクラウドファンディングもある。


信用が必要なこのようなお金の集め方は今の自分にはムリだと思ったら、


クイズ番組に出て賞金をミッションの資金にしようと思うだろうか。


遊び心とも取れるこのアイデアは、今後出会う成功者たちに気に入られるきっかけとなる。

時代が変わっても「直接会う」ことの価値は変わらない:サードドア アレックス・バナヤン

バナヤンさんがビル・ゲイツさんからの得たアドバイスに次のようなものがある。
「短期的な利益よりも長期的なポジショニング」
「純粋に信頼し合える関係を築く」

僕の職場ではここ1年の間に、訪問をせずに電話や画面共有をして、できるだけたくさんの顧客と商談をするようにという指示が出た。


移動というムダな時間を削減して生産性を上げようという戦略だ。


つまり短期的な利益を追いかけて、信頼し合える関係を築けない戦術となった。


移動時間がムダであったとしても、訪問して直接会うことの価値は変わらないどころか余計に高まっていると思う。


なぜかというと、どの営業会社も効率と生産性を求めることにより、「顧客と会って話す」「その環境に入ってみる」「担当者以外の方の顔を見る」など、


一緒に仕事をする顧客のことを理解するための情報がたくさん転がっているからだ。


先日紹介した山口周さんの「ニュータイプの時代」で紹介したが”生産性を上げることよりも、遊びを盛り込む”という項目があった。

意味を感じていない仕事で生産性を追うことは、働く人間にとってはただの苦痛となる。

だが、Googleや3Mのように遊びを盛り込むことで偶発的にイノベーションが起こるというものだ。


外に目を向けずにイノベーションが起こるとは思えない。


常に課題は顧客の現場にある。

自分の人生を生きる:サードドア アレックス・バナヤン

スティーブ・ジョブズさんとアップルを共同で創業したスティーブ・ウォズニアックさんがインタビューの対象として登場する。

技術者ということで、”経営者のジョブズ”と”技術者のウォズ”と紹介される。
ジョブズさんは成功者と言われているが、ウォズさんはそうではない。

ジョブズさんはビジョンの実現を目指して世界を変えた。


だがウォズさんは家族や一緒に働く仲間を大切にする生き方を選んで幸せになった。


売上や利益だけを追うような会社や経営者、マネジメントが成功できるはずがない。


2人は人を幸せにするという点では同じ視点を持っていた。


実現するための手段が違っただけなのだ。


その手段に価値観の違いが現れている。


どちらも人として意味があることをしている。


ウォズさんよりもジョブズさんの方が成功していると言えるわけがない。

教えを乞う:サードドア アレックス・バナヤン

「自分の力はここまでだという思い込みを変えてあげられたなら、その人の人生は大きく変わる」バナヤンさんは最後のページにこう書いている。

何か行動を起こす時に自分だけで情報を集めて決断するのではなく、バナヤンさんは必ずメンターを作って相談していた。

「自分でやらなければ意味がない」という人もいる。

しかし目標を達成することを目指しているのだから、その手段は実現可能性が高いものが良いのは当然だ。


平等に与えられている時間の使い方を考えれば、プライドを捨てて教えを乞うことは重要なことだ。


僕はもうすぐ40歳になるが、後輩にインスタの投稿やブログの感想を求める。


僕は学歴も高くないし、勉強もしていなかったから、語彙も少ない。


このブログは年齢は関係なく、これから行動を起こそうとしている人に勇気を与えたくて書いている。


だから目的は自分だけでブログを書くことではない。


目的に近づけるのならば後輩でも嫌いな人(いないが)にもアドバイスを求める。


先ほど「信頼し合える関係を築く」というビルゲイツのアドバイスが出てきたが、教えを乞うのに最適な相手とそんな関係性を築くべきだ。


自分で何でもできると思って間違った方向に突っ走り続けるよりも、周りの人やSNSで繋がった仲間たちに聞いてみよう。


「こんなことをやりたいから、教えてほしい」と。

自分の人生、自分で守る

サードドア アレックス・バナヤン
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